枇杷とマル
私の家には二匹の猫がいる。
枇杷(びわ)と、マルだ。
両方とも三毛猫、道端で保護された猫で、現在4才と2才。
枇杷と、
マル。
ふたりとも、とびきりのかわいこちゃんである(と思っている)。
枇杷の名前は保護主さんがつけてくれて、マルの名前はわたしがつけた。
由来は目がまんまるかったことと、初手から物凄く朗らかな性格だったので関ジャニ∞の丸ちゃんを連想して。また、丸ちゃんのように優しい子になってくれますようにと願いを込めて。(箱推しのエイターです)
マルは、私が保護猫の一時預かりボランティアをしていた時に保護された子猫。
ふたりとも、引き取ったときは、まだよちよちの子猫だった。
両方とも、生後4か月程度、人間でいうと5歳ほど。
しかも、マルは親兄弟と一緒に野で暮らしていたけれど、枇杷は人間の家で生まれたのにある日突然住宅街の真ん中に放り捨てられて、おなかを空かせてさ迷っていたのだ。
おなかを空かせた末に、地域の餌やりボランティアさんのところに辿り着いて保護されたので、最終的には良い方向へ運んだものの、それでも現在の鈍くささを見ても枇杷が外で生きていけるとは到底思えない。
病気や死別などの止むを得ない事情がある以外の場合で、一度預かった命を捨てるという無責任さには憤りを禁じ得ない。
とはいえ、そのおかげでこの可愛くて堪らない家族に出会えた面もあり、まさに禍福は糾える縄の如し。
これからもよろしくお願いしますね、ふたりとも。