雨垂れをいつまでも見る枇杷さん
枇杷さんは雨の日が好き(たぶん)
こうやって写真に取ると、無印で買ったサンダルしか映っていないけども、
たぶん枇杷さんが見ているのはサンダルではなくて雨の波紋なんだろうと思う
うちは一階なので、雨が降ると結構庭全体が水溜りのようになる。
そうすると、雨垂れが落ちるたびに波紋になって、中々いい風情。冠水は怖いけれども。
でも、いっぽうで枇杷さんは雨をきけんなものとも認識しているように思う。
今朝未明、午前三時くらいのこと。
枇杷さんがそりゃもう激しく鳴いて、私の上に乗っかって起こしにきた。
それがまた何か訴えかけるような、普段とは違う鳴き声だったので眠い目をこすって起きてみたら、
外は結構な雨。
ご近所の屋根をばちばち叩くような音がして、ちょっとだけ開けていた窓から濃い雨の気配。
おそらく一時的に雨脚が強くなっただけのようで何も危険はなかったんだけど、
枇杷さんは多分その音や、どんどん濃くなる湿気や何かが「とてもきけん!」と思って教えてくれたんだろう。
ここにいたら水がきちゃうよ、逃げなきゃだめだよ!と思ったのかもしれない。
あらまぁ知らせてくれてありがとう、ごめんね怖かったね、と言って窓を閉めて撫でたら、
満足げに「すん」と息をついて、枇杷さんは鳴きやんでベッドに戻った。
そして私の毛布にもぐりこんで来た。
ええ、つまり何が言いたいのかというと、枇杷さんはことほど斯様に賢く優しく可愛いという…
親ばか自慢なのでした。ふふ。
そして今日は雨で部屋が薄暗いので、枇杷さんの瞳孔も開きがち。黒目がちでかわいい。