枇杷さんが好きな音楽
音楽を聴いてると、どうも声によって枇杷さんのリラックス具合が違うように思う。
中でも、Wyolicaの「シリウス」という曲が流れているときは、枇杷さんはかなり機嫌が良い。
これは自分の肉球お手入れしながら音楽を聴いているとき。
「この曲いいよねー」とでも言ってる感じ。いいよねー。
ピンク時々焦げ茶の肉球にピントを当ててみる。
つやつやでぷにぷに。触るとくすぐったいのか、脚を引っ込めようとする。かわいい。
そういえば、枇杷さんは紙袋も好き。中でも、無印の紙袋がいい塩梅の様子。
出先から戻ってキッチンの隅に中身入りで置いておいたら、ヒモを引っ張って部屋まで持ってきてしまった。
あああ……。しかし一旦目をつけられたらしょうがない。
中身を出して、持ち手をハサミで切って、枇杷さんに譲渡。
最初はこんな感じで、紙袋はしゃんとしている。
しかし枇杷さんが揚々ともぐりこんだり、中で暴れたりしている内に袋は段々ひしゃげて
最終的にはこんな感じ。紙袋の完敗。「ふすーん」と満足げな息を吹く枇杷さん。
わかっていたこととはいえ、ぼろんぼろんになった紙袋を前に、
「その紙袋、結構丈夫だから、何かの折には使おうと思ってたんですけどね…枇杷さん」
なんてぼやいてみせると、枇杷さんは「えっ、これおもちゃじゃなかったの」という顔をする。
いや…うん。おもちゃです。枇杷さんのおもちゃですとも。
わたしも完敗しました。